さびしんぼ

「自分のために生きる」ことが自分にはあまりに難題です。
いつも誰かに必要とされていたいし、もっと言えば、誰かの中の何かになりたい、とすら思います。言い換えれば、他人の人生の中に「役割」を求めているんだと思います。心根が弱いからかどうかはわからないけれど、いつもなんかの「役割」を渇望してきた気さえします。
中学生の頃は必ず委員会活動に所属していたし、高校の時も部活内での役職に就くことに固執しました。いつも誰かに「必要とされていたい」と思っていました。
つまり、誰かの一助になることで、自分の存在意義を見出していた、とも言えるでしょう。何を意味するかと言えば、他律的、他人に依存した自己存在だと。
だから、何よりもまず「他人がどう思うか」が大切なわけで、しかしながら失言も多い自分は何度も人を傷つけたり不快にさせる発言をして、その度に極度に落ち込み、自分を嫌ってきました。その人にとっての自分の「役割」を死守したいという思いと、その「役割」を失うかもしれない不安感、です。
さびしんぼさんなんですよ。この年になっても。