灯台下暗し

昔はアイドルを応援する、なんて大口叩いていたわけだけど、要は「プロデュースしてるつもり」になりたかった。だからお気に入りの子(これを某業界では「推し」と云う)が出世することこそが、快感であったわけ。
でも結局プロデュースしてるのはつ○く♂なり秋○康なりであって、僕はただ横槍を入れているに過ぎないし、ハロプロなんかはそれすらも「横槍のつもり」に過ぎないわけで、結局自己満足ということになる。まぁ、汚い言い方をすれば、所詮自慰同然、ですよ。
塾の先生をやってて、子供たちのほうから「ありがとう」や「やったよ!」って言葉を聴いていて、自分の欲しかったものって、コレなんかなぁ〜と感じる。打ったら響く。だから一生懸命打つ。毎日充実している。やる気ゼロで志望校も下方修正したような奴が、90点の答案をわざわざ自分の所まで見せに来た時は、感無量だったわけで。
だから、遠くてなかなか手に入らないものを死に物狂いで追いかけるのも悪くないけど、手の届くところに何かを求めてみると、案外楽しい人生が送れるんじゃないかなー、と思えるようになったかな。