総裁選

日本は今「生活習慣病」のような状態にあると思うのです。慢性的に続けてきた「習慣」が、ここにきて日本を大きく蝕んでいることに、我々はやっと気づいたわけです。
小泉純一郎医師が提唱したのは抜本的な生活習慣の改善でした。しかし、一度身についた生活習慣というのはなかなか変えることができません。小泉先生は薬・手術をつくし、「郵政」という患部の治療に成功して病院を去っていきました。
安倍晋三医師も生活習慣の改善に全力を尽くしました。けれども、患者=日本は、そんなことより今感じている痛みを和らげて欲しいと訴えます。
そして福田康夫医師は、とりあえず痛みを和らげる応急処置を施すと患者に告げます。患者さんに逃げて欲しく無い病院の人々は、一同福田医師に追随します。しかし、生活習慣の改善のほうは、どうするおつもりでしょう。福田先生、何も言いません。


日本の病気は、いつ治るのでしょうか。