スクールデイズ

言葉≠誠=世界
の基本公式が正式に成立して、いよいよ物語は発展を見せる段階に。効果的な音楽と場面転換に息を呑まざるを得ませんね。
何が起きようと誠との間柄を信じて止まない言葉のバーサク的な強さと、誠との関係をモラルの欠如に気づきながらもなしくずしに受け入れてしまう世界の弱さ。この対比が今後の展開を彩るはず。世界の弱さを全て暴き出す刹那。言葉の妄信的な強さに挑む乙女。複雑に絡みつつある糸と糸が、物語に緊張をもたらします。
ここまで登場人物が揃っていて、ふと思うに、誠の意思なんていうのは、彼女らによってどうとでも動かしうる存在に描かれていて、つまり結局誠には自我が無い、って言うこともできるのかなぁ、と。