格差社会の横軸

フリーター増加、派遣の流行、日払いワーカーの増殖･･･札幌にいると、どうもそういう実感は薄くて、日払いなんかでも職は少ないです。それでもまだ「ある方」ですけど、青森とか、函館とか、地方都市は厳しい状態が続いてます。
今年の流行語候補ブッチギリの「格差」ですが、縦軸の「所得格差」ばかりが注目されてますよね。でも実際は横軸の「地域格差」も相当に広がっているのが現状なんです。特に公共事業の削減や観光事業の失敗などで、北海道の経済は相変わらずの低調です。
景気回復、っていうのは専ら首都圏か、せいぜい関西圏に限った話だということは、案外東京にいると実感できないものですからね。
とりあえず、フリーターでも派遣でも一応の職にはどうにかありつける、そのこと自体が地域格差の中で「東京」の「恩恵」を受けている、ということだと言えるのではないでしょうか。
まぁ、そんな感じで格差は広がるばかりです。だから、鈴木宗男は今でも選挙に勝てるんですね。東京の人には、なんで宗男がまだ議員でいられるのか、わからないかもしれませんけど。